テレビ朝日で毎週木曜夜9時から「となりのチカラ」というドラマを放送しています。
困っている人を見ると声をかけずにはいられない、ちょっとおせっかいなチカラ(松本潤)が、てんてこまいしながらも問題解決に立ち向かていくホームコメディードラマです。
その第2話で、2人で暮らす認知症の祖母 清江(風吹ジュン)と孫 託也(長尾謙杜)のストーリーが描かれました。
いろんなことを忘れて事件を起こす清江のために、託也が清江と2人で考えた解決策に「おぉ~!我が家でもやってるじゃん!」と、テンションUP😄
その解決策とは、『メモ』の活用です!
我が家のメモ
母は家の中はひとりで歩けます。そのため、調子が良いといろいろとし始めます。
ただ、やったのはいいけど忘れてしまうことも多々あり、その後始末に家族が追われることもしばしばです。
また、伝えたことも忘れてしまうので、それも困ってしまいます。
介護し始めのころは、どうしたものかと頭を抱えましたが、母の状況を観察していて、あることに気が付きそれを活かすことにしました。
それは、字が読めることと、読んだことはその場では理解できる ということです。
往診医や訪問看護の方々とは、ノートを利用しています。
以前は母もそのノートを読んでいましたが、字が小さいのか読まないことがでてきたので、家族がいない時の予定はメモを残すようにしました。
メモは母の視界に入る場所に”バァーン”と見逃さないように置くのがコツです。
母の最近のトレンドは洗濯です。
いきなり夜に洗濯機を回したり、乾燥機にかけたものをまた洗ってしまったり、洗濯機がかわいそうなくらい回してしまいます。水道代も電気代もかかっちゃう・・・😮😮
そんな時のメモはこれ!
「乾燥機済」メモの効果は絶大で、洗濯物をきちんとたたんでくれます。几帳面な母らしいくきれいにたたんでくれます。ありがたい!!
以前もメモについて記事を書いたので、よかったら読んでみてください!
メモが頼りになる存在である理由
要介護者が、字が読めて内容を理解できる状態であり、安全に行動できるのであれば、メモは本当に頼りになる存在です。
介護をする側に時間と気持ちに余裕を持たせてくれます。
自分でやろうと決めたにもかかわらず、メモなんて・・・と、最初は正直、書くのに手間がかかるし、どうなの?と思うこともありました。
しかし、想像以上に効果がありました。
ドラマ「となりのチカラ」で、清江と託也のおうちのメモは、まさに現実とマッチしているのではないかと思いました。
「食器は割れやすいので注意」とかは、ほんと些細なことですが、清江のことも託也のことも救ってくれるメモだと思います。
(あっ、「困ったらチカラさんに連絡」のような、ドラマだなぁというメモは別として・・・😅)
例えば、食器が割れて清江がケガをしてしまったら、清江も痛い思いをするし、託也も心配だし後片付けしなくちゃだし・・・となってしまいます。
こういった事件を阻止できるだけで、どれだけ介護が楽になるか容易に想像できませんか?
また、 ”忘れちゃった” とか ”できなかった”いうことが減らせるので、要介護者の自尊心をたもつことにも役立ちます。
私は、メモには感謝しかありません(笑)
我が家には、少しずつペタペタとメモが、増えつつありますが、まったく気になりません。
メモは、母が気持ちよく生活でき、介護する側の負担を減らします。双方Happyなことが多いわけですから、活用しない手はありません。
もし、最初のころの私のように、「メモなんて・・・」と思っている介護者の方がいらっしゃったら、是非一度だけ試してみてください。
想像以上にハマるかもしれません。
●ブログランキングに参加しています!ポチっと応援よろしくお願いします!●
コメント