我が家は介護ベッドや車いすなど、介護福祉用品はレンタルしています。
レンタルは、中古品をお借りすることになりますが、洗浄などされており新品と同等品を利用できます。金銭的にも助かっています。
介護福祉用品は、レンタルで利用するか、購入して利用するか・・・ちょっと迷いますよね🙄
それぞれのメリット・デメリットを確認しながら、考えましょう!
介護福祉用品のレンタルと購入のメリット・デメリット
レンタルした場合と購入した場合のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
【メリット】
レンタル | 購 入 |
・介護保険の対象となるので金銭的負担が少ない。 ・要介護者の身体状況や環境によって、商品を返 却したり、都度適切なものに交換したりできる。 ・レンタル期間中、故障した場合は交換してもら える。 ただし、故意に故障させた場合は対象外。 ・レンタル会社の定期点検がある(危険回避) ・不要になった場合、商品を引き上げてくれる。 ・お試しが可能な商品が多い。 | ・新品を利用できる。 ・購入したものなので、取り扱いに気をつかう必要 がない。 |
【デメリット】
レンタル | 購 入 |
・機能に問題はないが、中古品を利用する。 (使用感がある) ・借りている商品なので、取り扱いに気をつかう。 (故意に故障させたり、取扱説明書に反した利用 方法で故障させたりした場合は修理代が自己負 担) ・介護度によってレンタルできない商品がある。 ・レンタル期間は、商品の引き取り日までなの で、利用最終日以降引き取り日までのレンタ ル料が発生する。 | ・購入代金は全額負担である。 ・商品の保証は、購入時についている保証書の期間 に限られる。 ・不要になった場合、粗大ごみ等、商品に合った方 法で、自分で処分しなくてはならない。 |
介護福祉用品のレンタルで知っておきたいこと
- レンタル用品は中古品を利用するので、衛生面を気にされますが、引き上げ後に必ず一定の基準で洗浄・保管されるので、衛生面では問題ありません。
※一般社団法人シルバーサービス振興会の「福祉用具の消毒工程管理認定基準」の認定を受けているレンタル会社を選ぶことも安心の材料となります。
一般社団法人シルバーサービス振興会についてはこちら
- 介護福祉用品をレンタルしている期間に入院になった場合は、介護保険の対象にはなりませんが、貸与が休止扱いとなり、レンタル料金はかかりません。(レンタル用品は在宅に設置したままです。)ただし、長期の入院になる場合は、ケアマネージャー若しくはレンタル会社から要介護者の状況を聞かれて、引き上げることがあります。
ケアマネージャーに連絡すると、レンタル会社へ手続きをしてくれます。
- 介護度によってレンタルができない介護福祉用品であっても、病状によっては可能になる場合があります。担当医師やケアマネージャーに相談しましょう。
- 介護福祉用品のレンタル料や住宅改修費用は、医療費控除の対象外です。
控除の対象になるか迷ったときは、ケアマネージャーに聞くのが確実です。
- 介護福祉用品のレンタルには、「新品レンタル」という方法もあり、レンタル会社によって扱っている会社もあります。レンタル料金が、少々割高になりますが、新品の用品で利用開始できます。
- レンタルに向かないもの(特定福祉用具)
入浴用品やポータブルトイレのような排泄用具は、利用者の肌に直接ふれる用具なので、レンタルには向いていません。
購入金額に対して、介護保険の補助があるので、ケアマネージャーに相談して、申請してもらいましょう。
なお、指定を受けた事業者から購入する場合は、保険給付の対象となることがありますので、
あわせてケアマネージャーに確認をしましょう。
介護福祉用品のレンタル手順
介護福祉用品は、どのようにレンタルするのでしょうか。その手順は次のように行います。
① 介護保険サービスのひとつなので、ケアマネージャーか地域包括支援センターに福祉用具のレンタルができるかどうかを相談します。保険適用するには、ケアマネージャーにケアプランに盛り込んでもらう必要があります。
② ケアマネージャーと相談して、レンタル会社を選びます。
③ レンタル会社の担当者(福祉用具専門相談員)が利用者の自宅を訪問し、適切に介護福祉用具を選定・提案をします。
④ 利用者は提案をもとにレンタル用品を決定します。この時、不明点や不安なことは遠慮なくどんどん質問することが大切です。納得してレンタル用品を決定しましょう。
⑤ 利用者は、レンタル会社と契約します。
⑥ レンタル会社が用具・器具を納品して、利用者が使いやすいようにレンタル会社の担当者が用具・器具の調整を行います。
これで、レンタル開始です!
※レンタル開始後は、レンタル会社が定期点検を行い、用具・器具の状態をチェックしてくれます。安全に利用するための大切な作業です。
状況にあった方法で介護福祉用品をレンタルしよう!
介護福祉用品が必要になった場合、レンタルで利用しようか、購入しようか迷うと思います。どちらにもメリット・デメリットがあります。
例えば、レンタルは中古品を利用することになるために、どうしても使用感はぬぐえません。洗浄していても別の人が利用したものを使いたくないと考える利用者もいるでしょう。そのような利用者の方は、購入を選択した方が、ストレスなりません。
また、介護福祉用品を利用している期間、修理の保証を重視したかったり、今後、要介護者の身体状況が変化すると予想される場合は、その時々で適した介護福祉用品を利用した方がよいので、レンタルを選択した方が希望にマッチしています。
レンタルの場合、レンタル会社の定期点検で、利用しているものの状態や動作のチェックをしてもらえるので、安心して利用することができ危険防止にもなります。
レンタルと購入で同じものを利用する際、長期間利用することが見込まれる場合は、レンタル料のトータル金額より購入金額の方が安くなることもあるので、できるだけ低額で利用したいのであれば、状況に応じた見極めが必要です。
経験豊富なケアマネージャーに相談することもメリットにつながりますので、遠慮なく相談しましょう。
レンタルで利用するか、購入するかは、それぞれのメリット・デメリットを理解し、安全に安心して利用しましょう!!
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