【アンガーマネジメント】介護のイライラと付き合うポイント

介護・介護制度を学ぶ
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介護している人は、経験があるのではないでしょうか?

要介護者に対する”イライラ”

イライラして要介護者にあたってしまって、後悔することもしばしば・・・なんてことはないですか?

この”イライラ”と上手に付き合っていくことが、介護者・要介護者双方のストレス軽減につながります!

この記事は、「介護の日しんぶん2021」(2021年11月11日発行)に掲載された内容を、私なりに解釈したものです。その旨、ご了承下さいませ。

★毎年11月11日は『介護の日』です。『介護の日』の詳しい情報はこちらから

”イライラ”するのはなぜ?

怒りの正体は、自分のなかにある「~べき」という考えです。

自分の大事にしている価値観や当然だと思っている「~べき」が、他の人とすれ違うことで怒りが発生します。

母の介護をしていてイラっするのは、私と弟の「~べき」の違いです。

例えば、私は、「介護が必要な母が困らないように先回りして動くべき」と思い、弟は「母が困ってから動くべき」を思っています。

”困らないように”先回りするとは、夕食がいつもと違う時間になる可能性がある場合はメモを残すべきという考えです。母は伝えたことを忘れてしまうので、夕食の時間に帰って来ないといってパニックになることは避けたいのです。実際に、遅くなってしまった時に「誰もきてくれないと思った」と泣かれてしまったことがあって・・・。

弟は、母は待っていればよくてメモなど残す必要はなく、少々時間がズレても自分の時間を優先すべきと考えます。その際、母が困っていたら、次の担当の時はきちんと時間を守るといった感じです。(この繰り返しで、私が残業で夕食までに帰れない時は本当に心配なんです😣)

これはひとつの例ですが、私と弟の「~べき」が違うんですね。

イラっとします!!

怒りが生まれるメカニズムは、ライターで表現することができます

疲れた、苦しい、つらい、心配、不安などのマイナスの感情が燃料で、怒りの感情が火です。
そして、「~べき」がライターを着火するスイッチです

当然ですが、燃料が多いほど火は大きく燃え上がります。

”イライラ”の感情が大きかったり、小さかったりするのは、溜め込んだ感情を開放するタイミングによるのかもしれません。

アンガーマネジメントとは

「イライラ」や「怒り」の感情をうまくコントロールすることで、怒りによる後悔をしないようにするための取り組みです。「怒ることはいけない」「怒りの感情は悪いものだ」と否定するものではありません。

介護の日しんぶん2021 「アンガーマネジメント」

介護者に対して、つい言いすぎちゃったな・・・とか自分の怒っていたことを言えずに我慢しちゃったな・・・と後悔しないように、言葉で伝えられるようになりましょう。

”イライラ”した時の対処法

”イライラ”した時の対処法を3つ紹介します。対処法を知って、自分にあった方法で要介護者と接すると今までより気持ちに余裕がでてくるかもしれません。

反射せずにやり過ごす

怒りのピークは長くても6秒程度と言われています。

「イラっとしたら、3秒数える」などは、よく言われることですが、なかなか実践できない・・・。

でもこれが声を荒げたり、手を挙げたりすることを防ぐ方法なのです。深呼吸して数秒間をやり過ごすことを心がけましょう。

その場を離れる、手を洗うなど自分の気持ちを落ち着かせる方法を探してみてください!

自分の思いを伝える

介護する側は、要介護者がかんしゃくを起こしたり、抵抗されたりされないように、要介護者の顔色をうかがってしまうことがあると思います。

でもそれは、言い換えれば、自分の怒りを溜め込むことになり、心の負担が大きくなります。
要介護者に「理解してもらおう」「理解してほしい」ではなく、自分の思いを要介護者に「伝える」ことに焦点をおきましょう。

伝えることで、怒りをうまく逃がせることになります。

自分を労わる

日々の介護に疲れを感じたら、ためらわずに自分の心身のケアをすることが重要です。

身体が疲れているなら睡眠時間を多く確保する、友人などと楽しく話す時間が好きなら短い時間でも会うなど考えてはいかがでしょうか。

コロナ禍で会うことが難しいのであれば電話やオンラインという手段もありますよね!

私は、ランニングが趣味なので、3Kmや5Kmと短い距離でも走る時間を作っています。準備体操やクールダウンも含めると40分~1時間になります。自分と向き合うことができるので、私にとってこの時間が「自分を労わる」ことになっています。

”イライラ”と上手に付き合おう

介護をしているとイライラは付きものです。母の介護をはじめて痛感しました。

手ごわい相手です💦

”イライラ”と上手に付き合うためには、怒りの正体である「~べき」を減らすことがポイントです。

「~べき」でも、許せる「~べき」か許せない「~べき」かをまず考えましょう。

自分の「~べき」と相手の「~べき」が違っても、怒るほどでもないことがあるかもしれません。
まずは、自分の「~べき」について、許せることと許せないことの境界線を把握しましょう。

境界線を把握するために、思考のコントロールを三重丸で表します。下の図を見てください。「まあ許せる」の領域を増やしていくことで怒りの回数を減らすことができます。

引用:介護の日しんぶん2021

ただなんでも許容するということではなく、自分の気持ちを伝えることを忘れないようにしたいですね。

要介護者に介護を抵抗されて、叩かれたりすると腹も立ちます。そんな時は、「叩かれると痛いです。やめて欲しいです」と伝えてみましょう。怒りを逃がす手段になります。

イラっとして要介護者に声を荒げたり、手を挙げてしまうと要介護者を傷つけてしまいます。そうならないためには、自分(介護者)の感情コントロールが重要です。

自分を優しく労わりながら、介護をしていきましょう!

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