家族って一番身近な存在ですが、長い間一緒に過ごしてきているがために、気が付かなかったこともあるんですね。家族の新たな行動癖を取りまとめて”取扱説明書”を作ることで、自分時間の確保につながりそうです！
私と同じ”介護者”である弟は、母と同居ですが、母の介護に積極的ではありません。
母の介護を始めてから、どうしたら弟にも介護に携わってもらえるかを考えました。そこで、思いついたのが、取扱説明書を作ることです。弟の行動を分析し、弟に対してどう振舞えば、介護に携わる時間を作ってくれるかが書かれており、私の頭の本棚にきちんと入っているものです。
試行錯誤しながら、”弟の取扱説明書”を日々作成中です。
今日も、追加項目がありました。
やって欲しいことは自然にアピール
弟が新聞をゴミ捨て場まで持って行った😲
これって・・・「事件です😲」ってレベルです（笑）
弟は、母と同居しています。独身です。仕事は、夜勤の仕事をしています。
ちょっと変わった人で、ほぼ自分中心でマイペース。若干キレ気味なところがあり、面倒くさいので、腫れ物にさわるように接しているとは言わないまでも、すすんでやってくれること以外はお願いしません。（これ取扱説明書最重要項目！）
（弟が母の介護でやってくれること）
・夜勤に行く前の昼食
・夜勤の翌日の夕食（できない時は、一応直前に連絡がくる）
※平日の夕食は、COOPのお弁当を取ってます。
・自分と関わりのある分の買い物（洗剤などは伝言すると買ってくる）
以上・・・です・・・。
前述の3つは、なにも言わなくてもやってくれることです。（細かいことはありますが、基本はこの3つです。）
今日は新聞を出す資源ごみの日です。朝バタバタしないように、昨夜のうちに玄関のところにまとめて置きました。今朝、母のところに着替えや朝食の準備、お仏壇の掃除をしに行った時、すでに玄関から なくなってました。
はて？・・・どうしてか・・・。
資源ごみのペットボトルを出しに行った時に、昨日まとめておいた新聞が置いてあり、その下には弟のであろう雑誌がいっぱい出されてました。
※もちろんペットボトルは出してくれません😥
なるほど！弟は自分のやることの導線にあることはやってくれるんだ！
自然に目につくように、違和感なくやってもらえるようにすることが、ポイントですね！
介護者（家族）の取扱説明書を作って時間的余裕を持とう！
弟が母の介護を積極的にやってくれるわけではないので、介護が始まってから、自分の時間が取れず、イライラしてしまうことがありました。
特に、ゴミ捨ては私にとって気分的に負担です。母の家のゴミを捨てるのって、弟のゴミも捨てるという事になります。これって、おかしくないですかね・・・。私はあんたの家政婦じゃねぇー😤といつも思っています。今ももちろん思ってます。
ただ、人は変えられないので、あきらめが肝心だと頭を切り替えました。
弟の行動を観察し、確実にやってくれることを計算した上で、私自身の行動を決めることにしました。
弟が確実にやってくれることについては、考えなくても自動的に出来ているはず・・・として、考えないようにしました。彼にも責任がありますから。
弟に介護の分担を提案することをやめてから、2年近くになります。「あっ、今日は弟が夕食やる日だけど、胸騒ぎがする」と思って、夕食の時間に母のところに行くと、やはり弟は帰って来ていないということが何度もあります。
長年続けると、胸騒ぎまでしちゃうんです！当たる確率は9割以上。すごくないですか？（笑）
家族の行動を観察し、自分自身の頭の中に取扱説明書として保管すると、自分の時間を確保しやすくなります。先読みできるわけですから。扱う項目をコツコツ追加していくと、なんか楽しくなってきますよ！
決して、消極的な方法ではないと思います。ちょっと上から目線的な印象もありますが、介護のキーマンはそれくらいじゃないとやってられないです！
伝わらない相手に伝えても、イライラするだけです。介護をしていると、どうしても自分の時間は少な くなりがちです。イライラしている時間がもったいない！のです。
ゼッタイに外せないという予定の時は、弟にお願いすることになりますが、弟が休みの日など介護に携わることができる日を選択します。何ヶ月も先の予定は、お休みにしてもらえるようにしています。
弟にも柔軟なところはあるので、そこは上手に取り入れています。
弟だけでなく、もちろん、要介護者の母の取扱説明書もあります（笑）
介護者（家族）の取扱説明書、ぜひ試して見てください。相手に期待することがなくなり、ストレスも軽減すると思います。ストレスフリーで、楽しい時間をたくさん確保しましょう！！
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