火の元の心配とお仏壇の管理のこと

のんびりエッセイ
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皆さんのお家にはお仏壇はありますか?
母の家には父の祖父母と父のお仏壇があります。3人仲良く一つのお仏壇に入ってます。
父が亡くなって、母がひとりでいることが多くなった今、お線香の火の始末が心配です。
母は、朝昼夕晩と少なくとも4回、お仏壇に手をあわせます。
さて、どのようにこの心配事を解消していこうかな・・・。

あっ、我が家は浄土真宗です。

お仏壇について

父が亡くなり、母も自分でお仏壇の管理ができる状況ではありません。ただ母はお仏壇をとても大事にしています。母がやっていたようにはできませんが、母が不自由のないようにしたいと思い、ちょっとだけ勉強しました。

仏具の名前

我が家のお仏壇は、祖父母が亡くなった時に購入したものだと思います。仏具は、三具足(みつぐそく)といわれる「花立」「香炉」「灯明立」が、揃っていました。この三具足は、オーソドックスな仏具です。それぞれの名前と役割を確認しましょう。全く名前とか知らなかったので、へぇ~こういう名前なんだって感じで覚えました。

花立

“はなたて”と読みます。花を生ける花瓶のことです。素材は、金属製のものやガラス製など様々です。お仏壇の大きさや好みによって選ぶのがよいと思います。

香炉

“こうろ”と読みます。お線香を立てる器のことで、中に香炉灰を敷き詰めて使います。
三本足のものは、1本の足の方を手前に向けて使います。

灯明立

“とうみょうたて”と読みます。火立てなどともいいます。いわゆるろうそく立てのことです。

花立と灯明立が2つずつある場合は、五具足といいます。

仏具の置き方

お仏壇に向かって、花立と左、香炉を中央、灯明立を右に配置します。

我が家の仏壇の三具足は、見た目が揃っているのでセットだったのかもしれませんね。決めるの簡単だし😅

=葬儀屋さんに聞いてみました=
我が家は浄土真宗なので、本来、位牌も香炉もいらないそうです。
しかし、今までの作法では問題かお聞きしたところ、特に問題ではないとのことだったので、位牌は、祖父母のものもあるので父のも作り、香炉も母が今まで通り、お線香をあげられるようにそのままにしました。

浄土真宗は、しきたりなど他の宗派に比べて厳しくないとのことで安心しました。葬儀屋さんは、細かいことを気にするよりも、心を込めて手を合わせることが大事だとおっしゃってました。

我が家の火の元の安全対策

先に述べたように、母は朝昼夕晩と少なくとも1日4回お線香をあげ、お仏壇に手をあわせます。その度に、祖父・祖母・父の分だといって、ひとり2本ずつ立てます。たまに、「私の分も」と言って、母は自分の分もお線香を立てます。←これは愛嬌ってことでスルーです。

火消し

誰が考えたんだろう!めちゃ便利なんだけどー!
まさに救世主。道具の名は「火消し」!

その名の通りロウソクの火を消す道具です。その道具を知るまでは、手で風を送って消していたんです。(手で、消すのもイマイチだと思いますが・・・)

母は力がないのと、うまくロウソクの火に風を送れないため、火がつけっぱなしだったこともあったのですが、火消しは上手く使ってくれているのでひと安心です。「火消し」に付箋をはって、目立たせて手に取りやすいようにしています。火をそのままにするのは、危なすぎる・・・。

防火シート

お線香やロウソクが倒れたりした時にお仏壇が燃えないよう、それらの下に敷いて使います。大きさもお仏壇に合わせてカットできるので便利です。色柄もあるので、お好みで選べます。

お仏壇の管理

お仏壇の管理といっても、お供え物の交換や掃除、お線香、お花を切らさないことくらいですが、お供えのお水やご飯の交換は、毎日のことなので、結構大変です・・・。

お水とご飯のお供え

お水は毎朝、ご飯は毎朝おろして毎夕飯の時に新しいご飯をお供えします。
今日も無事にご飯が食べられましたというご報告の意味合いもあるとのことです。

しかし、毎日となると・・😯・・です。

香炉灰ならし

お線香って、最後まで全部燃えないんですね。香炉灰の中に残ってしまうのです。そのままにしておくと、残ったお線香が邪魔をして、新しいお線香が立たなくなります。
香炉のお掃除をする必要があるんですね。灰をすくってふるいにかけると、灰の中にあったお線香だけが取り出せます。

ふるいにかける小さな道具があることを知らなかったので、それまでは香炉灰を全交換していましたが、この道具を使うようになってから、負担が軽減しました。

ただ、母のお線香TIMEが多いので、2~3週間に1回のお掃除が必要です😐

お仏壇に手を合わせることの大切さ

父が亡くなってから、母の様子を見るために、毎朝夕晩に、母の家に足を運びます。 そして、お仏壇まわりのルーティーンをこなし、手を合わせます。

今までは、お仏壇の前で手を合わせることは、気が向いた時だけでした。毎朝晩、手を合わせると、なぜか一言二言父と会話をしているような感覚になります。言葉にすることで、気持ちがすっと落ち着くことがあります。
良い報告もあればそうでない報告、また愚痴だったり、文句だったりすることもあります。それでも、父に聞いてもらっていると思うと、心が穏やかになります。

今は毎日、手を合わせる時間が癒しの時間になっていることは間違いありません。
今後、もし母に何かあった場合は、私がお仏壇を管理していくことになると思います。母と同じように、ご先祖様を大切に思い、安らぎの時間を作れるようにしていきたいです。

要介護者だけのお家の火の元は、心配事のひとつだと思います。
母は、お仏壇にお線香をあげるのが日課で、楽しみにしています。できる限り安全に配慮し、母のできることは奪わないように心がけることが大切だ思います。

また、ご先祖様をお世話することは簡単ではないと思います。しかし、チャンスがあれば、ご自身の誕生のルートであるご先祖様を近くに置かれてはいかがでしょうか。
きっと、つらい時や悩みがある時、手を差し伸べてくれると思います。

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